2009/2/4 水曜日

ちいさい体温

カテゴリー: 日記 — 鈴 もとえ @ 13:00:19

悩んで 悩んで アパートに連れてきたトラ次郎。

共働きなので どうしても帰り時間が遅くなってしまうので
帰って玄関あけて まず 『 トラちん、ただいま~♪』と、
食いしん坊のトラに ご飯をあげるところから始まる。

自分達のご飯の時は 私よりも旦那さんのひざに飛びのって
ジッとご飯のおすそ分けを待ってるから ご飯中の2人の会話も
トラに話しかける方がメインで あれ?
思い返してみて 最近 あまり話題を持ってないわぁ…(@.@;)
何かあると 独り言のようにトラに話しかけている。
なんとなく子供が巣立った後の夫婦って こんな感じでは?
そんな危機感を新婚3ヶ月目にして感じていたくらいの今日この頃。

最近やたらと夜鳴きをする。
義父の入院などでパタパタして 2人とも家に帰るのが遅かったせいかな?
それとも 母の言うとおり 猫は家につくというように 家に帰りたい?
確かにアパートの広さでは 運動不足だろうけど…(ToT)

ご飯も一緒に食べて 遊んで うん、寝たわね、と思ったところで
お風呂に入りに行っちゃったりすると いつの間にか起きてきて
ドアの付近で うにゃぁ~ うにゃぁ~と鳴き始めたり
夜中の2時3時や 明け方に鳴いてたり。
サカリのシーズンだから仕方ないかなぁ~とも思う。

しかし…アパートの下に夜中消防車が3台来たボヤ騒ぎでも
全く起きない私はともかく、始発の電車で会社へ行く為に
早起き、音に敏感な旦那さんには ちと辛いような日々な気がする。

部屋の角っこや ダンボール箱のゴミ箱に 粗相をしてしまったり
旦那さんのカバン、携帯などに 粗相をしてしまっても
『猫だもの』と怒らず トラを可愛がってくれる旦那さんてば
…エライよ…(- -;)

だけど 疲れていても 『猫だもの』と 黙って一緒にトイレットペーパーと
消臭剤を持ってお掃除してくれる姿を見ながら これでは不味い気がしてきた。
離れたくないけど 旦那さんに倒れられるのは もっと嫌だ。
どうしよう。
どうしよう。

また悩んでしまった…。

だけど 先日 母と話て 旦那さんと話て 泣くだけ泣いて。
里帰りさせよう。
そう決心しました。

母は 『ほら、言わんこっちゃない』という顔をしながらも
ちゃんとトラを迎える用意をして待っていてくれた。
預けた日から 粗相をしてしまい、さっそく迷惑をかけてしまっているけれど
猫にかまけてないで ちゃんと自分達の生活の土台を作りなさいという
意味も含めて 預かってくれている。

大丈夫。

そう思って 預けて帰ってきた。

だけど 玄関をあけて 『ただいま~』と言っても 静かな部屋。
臭いねぇ~言いながら 掃除してた事すら なんだか
トラが存在感をアピールしていたように思えて 寂しさをかきたてる。
『今日の昼まで ここで 日向ぼっこしてたのにねぇ…』
2人して なんだかポロポロ涙してしまいました。

2人して 床に這いつくばって トラの目線って こんな感じだったのかなぁ~
なんて話をした。
トラの目線に 降りてみると いつも粗相をしてしまうダンボールの箱の角とか
部屋の角とか うん、なんかあそこで ちっちしたい気分、わかるね。
そんな事にも 気が付いた。
小さい体温が ひとついないだけで こんなに寂しいんだなぁ…。

たけど 死んじゃったわけじゃないし!
いつまでも涙流してても何も変わらないし!
みんなが一緒に暮らせるように 今を頑張らなきゃね。

tora.jpg

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