2008/4/13 日曜日

花三島

カテゴリー: 日記 — 鈴 もとえ @ 23:36:11

去年、楽風ギャラリーで個展を開かせていただいた時に
たまたま次の展示の下見をしにきた佐藤悦雄さんという陶芸家の方がいました。
その時に 見せていただいた作品の写真が気になっていたので
『来年の4月に ここで個展をやりますよ』と言っていたので心待ちにしておりました。

それから1年。
(1年って いろいろあった気がするのに あっという間だな~(^~^:)

やっと見ることができました。
基本は象嵌(ぞうがん)技法を使った三島焼きなのですが・・・
正直、今まで そんなに 興味を持ったことはない焼きモノです。
でも・・・佐藤悦雄さんの作品は 洋でもあり、和でもあるような
レース模様のような・・・なんだか 色といい 模様といい・・・
なんだか とても魅かれるものがありました。

まだ昼直後で お天気が良くなかったせいか お客様もまばらな時間帯に
お邪魔したこともあり、お茶までご馳走になりながら 
いろいろなお話を聞かせていただくことができました♪
トルコの水を腐らせない事と陶器の関係、そこから中国に渡って
中国の上薬の研究のすごい事・・・・。
作品造りの話も 全然、嫌味なく話してくださる方で 
その中で 私はモノ造りとして大事な事も 聞けたような気がしました。

帰りがけにもう1度見ながら・・・・・・・
お抹茶茶碗で かなりドキドキしてしまった作品がありました。
それは 茶碗の表面と底面の雰囲気が変えてあって 底面まで
本当に凝っていて・・・・全然 お茶碗に詳しくもない私でも 
うわぁ~♪いいなぁ~♪とワクワクしてしまうお茶碗でした。
…でも さすがに お値段は ワクワクできない・・・f(^^;)

そこで 小さいながらも すご~くワクワクさせられた ぐい呑み達。
こ…これは 欲しい♪
佐藤さんは 小さなぐい呑みでも 写真に大きく撮った場合に
お抹茶茶碗に思われてもおかしくないものを作るよう心がけているそうです。
反対に お抹茶茶碗を 小さい写真で見たら ぐい呑みに間違えられても
おかしくないように作るのだそうです。
だからなのかなぁ~ 陶器の厚さが とても心地良く感じます。

ぐい呑みひとつ、ひとつに個性があって 迷って迷って・・・
『2つ買って 外の模様が気に入ったものは 一緒に飲む相手に使わせて
 中の模様が気に入ったものは 自分が使うのが ベストです♪』
…ということで 2つ買っちゃいました♪
hana1.jpg
外の象嵌の強さや色も内側の模様も色も・・・本当に 悩みまくりました。
hana2.jpg
写真では よくわからないかもしれないのですが
うっすらピンク色が混ざっている部分が見られます。
それは 偶然の産物で生まれる色なのだそうです。

水をいれないと 光の反射で とても光って見えた模様も
お酒を入れると 色がやんわりと変わるんだなぁ♪
なんだか のぞきこむのが楽しい、ぐい呑みです。
さっそく日本酒を買って帰り えへっ♪ ちょこっと呑んでみました。 
hana4.jpg
hana3.jpg

多分、器ひとつひとつの物語を聞いたせいもあって このぐい呑みも
今日 私のおっとき♪のひとつになりました♪

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