2011/12/30 金曜日

バーチャルピアノ音源、現時点での評価

Filed under: メモ帳 — かきざわ ひろお @ 23:28:22

IvoryがIvory 2になって大分経ちます。Ivory 2では、お待ちかね、Pianoteqでしか見かけなかった、ハーフペダリング(シミュレーション)、他の弦の共鳴(シミュレーション)機能が追加されています。まだレゾナンスの方は、あからさまな作品で試したわけではないので(シューマンの謝肉祭とかバルトークとか)…判断しきれていないところがありますが、ハーフペダルはなかなか良い感じ。今までも、ペダルを瞬時離して踏み直し、これは使えていて、状況次第で良い味を出していたのですが、本物とは違うとはいえ、微妙にベールのかかったような、あるいは、少し艶を出す、そういう状況でハーフペダルが使えるのはありがたいです。フルペダルにしても、タイミングを誤ると濁った響きになるところ、うまく使えばかなりクリーンで豊饒な色が出せる、その特徴も勿論引き継がれています。

で、Ivory 2なのですが、その後のマイナーアップデートで発音数が大幅に増やされましたが、これがとても良く機能しているようです。今まで多くの局面で、比較的自然な響きを出していたものの、una cordaかつダンパーペダルかつ音数が多いと、極端に不自然な響き(妙な共鳴音が聞こえてくる)、この問題がかなり緩和されたことと、同じく、音数が多い局面で、バスの音がきちんと持続してくれること、これは非常に非常にありがたい。

ということで、現時点ではIvory 2そして特別な用途の場合Pianoteq、この2本立てで概ね用が足りてきている感があります。

EastWestの音源は、個々の音のリアルさは刮目モノなのですが、どうも演奏、複数の音を響かせると自分的には、あまり音楽的には聞こえてきません。

「リアル」という意味では、Ivory 2も(ましてやPianoteqは)本物のピアノとは違うのですが、演奏に使える使えないの観点で言えば、使える域に達していると思います。あくまでもバーチャルピアノの響きではありますが…悪くない。

連投

Filed under: 更新履歴 — かきざわ ひろお @ 23:11:58

サルヴァトーレ・ローザのカンツォネッタ」を公開しました。

巡礼の年第2年より

Filed under: 更新履歴 — かきざわ ひろお @ 23:11:01

物思いに耽る人」です。

2011/12/22 木曜日

またまた間隔を開けてしまいまして申し訳ない…

Filed under: 更新履歴 — かきざわ ひろお @ 18:47:02

リストの巡礼の年第2年より「婚礼」。

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