この曲は練習曲ではないけれど、佳作なので長調練習曲の締めに登場していただきましょう。
アレルヤはおそらくハレルヤともとは同じことばで、「主をほめたたえよ」という意味の模様。
この作品は率直に宗教的といっても良いでしょう。
分厚いコラールをピアノで模した感じで、はからずも練習曲的な側面もなきにしもあらず。
宗教性を問わずとも、アルカンの作品のうちでも、極めて光輝に満ちあふれた感じ（アルカンにはむしろ珍しい）です。