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, 2010/04/04 (日) 16:28:50更新
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超絶技巧が詰め込まれた演奏会用の練習曲です。 時として、メカニカルな面ばかりで(外面的で)中身に薄いと評されることもあるようですが、内容についていっても、少なくともアルカンの平均的水準はクリアしていると思われます。演奏技巧が追いつかないと、確かに悲惨な結果を生むことになりかねないのですが。 あちらこちらにショパンの影響が見え隠れしているようにも思われます。ただ、そういった類似個所についていえば、本家の方が数枚上手であることもまた確かではありますが。 いずれにしても、まともに向かい合わなければこの作品の良さは表に出せないとは思います。 いろいろな意味で、難曲といえるでしょう。
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