MacOSXでTomcat5/MySQL4のインストールと簡便(ずるっこ)データ移行

MySQLは使わないヨ、という方はこの節はすっ飛ばしてこちらまでどうぞ。

  1. MySQL 4のインストール
    先ほどダウンロードしておいたMac OSX downloadsのInstaller package Max版を展開すると、MacOSX用のインストーラパッケージができ上がります。これを実行して、とりあえず、全てを選択してインストールします。これは簡単。

    注意:既にMySQL 3.xをインストールしている場合にこのインストーラを実行すると、MySQL 3をアップグレードするわけではなく、新しくMySQL 4がインストールされるようです。そして、旧内容は/usr/local/mysql.bakにリネームされます。旧DBのデータが必要な場合は、このバックアップディレクトリ下のdataディレクトリからデータを抜き出すなどが必要になるかもしれません。いずれにしても、既にMySQLをインストールされている場合は、データ類のバックアップはMySQL 4をインストールする前に取得しておく方が無難です。

  2. MySQL 4のちょっとしたカスタマイズ
    例によってセキュリティは考慮せずに、まずは取り急ぎ…という内容のカスタマイズです。実際は、きちんとMySQL 4の管理者用IDを変更してパスワードを設定したり、データベースやテーブルごとにアクセス権限を設定したり等いろいろやってあげるべきです。このページは全体の概要をつかむことを目的としておりますので、MySQLのことについても端折った記述しかしておりません。追加情報についてはネット上に沢山の素晴らしいMySQLの解説ページ(私もお世話になっています)を探してみて下さい。

  3. MySQLの起動と停止
    とりあえず自動始動設定をしておけばMacを再起動するときにMySQLも起動してくれますが、手動でMySQLを始動/停止する手順は次の通りです。

  4. MySQLの単体テスト
    まず、Macを再起動させるかMySQLを手動で起動して、MySQLを起動して下さい。
    ターミナルから/usr/local/mysql/bin/mysqlを実行して
    Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
    Your MySQL connection id is 1 to server version: 4.0.18-max-log

    Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the buffer.

    mysql>
    のようにSQLのモニタ画面になればとりあえずOKです。
    ここからいろいろSQL文を実行してちゃんと動けばいよいよOKです。

  5. MySQLデータベースの(簡易・ずるっこ)インストール
    普通は地道にcreate table文やload文を使ってテーブルを定義し、他のデータベースからデータをインポート…ということになるのですが、今回はすでにMySQL 4でデータベース構築が終わっていたので、そちらのデータベースを(データベース単位で)丸ごと戴いてしまうという荒技に出ています。地道にテーブル定義をして…という場合はこの節は飛ばしてください(というか、そちらが普通ですね)。
    私の環境ではWindwos版のMySQL 4.0.18で作成したデータベースを丸ごと移植しています。作成元と受け取り先のMySQLのバージョンが違ったりするとうまくいかないかもしれませんし、MySQL同士で構成定義が違うとうまくいかない場合もあります。

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