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, 2010/01/31 (日) 09:53:50更新
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この作品はベートーヴェンの2つの偉大なピアノソナタの雰囲気を持っています。 一つは、表面的な類縁関係と思われますが、最後のハ長調ソナタの、 崇高なフィナーレ、天上的な超高音域のトレモロの多用。 もう一つは、より内面的な繋がりを感じさせる、同じくハ長調のソナタ「ワルトシュタイン」 のフィナーレ。アルカンが古典派の後継的な視点で語られることは多くないようにも 思えますが、この曲あたりからは、ベートーヴェンの直接の後継者の匂いがします。 先代ほど多様性に富むというわけではなく、師の後期作品群ほどのロマン派傾向があるわけでもないのですが・・・
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