鳥取に行った時、日本庭園で有名だという池田美術館に立ち寄りました。
庭の美しさは 簡単には書ききれませんが、展示された美術品の中に
河井寛次郎という方の詩がありました。

何気なく、ものを作り出そうとしている人なら きっと すごくわかるよ〜っと思ったので
思わずメモをしてきました。


美を追わない仕事

仕事の後から追ってくる美

私は私を形でしゃべる

土でしゃべる

火でしゃべる

石や鉄などでもしゃべる

形はじっとしている唄

飛んでいながらじっとしている鳥

そういう私をしゃべりたい

こんなおしゃべりがあなたに通じるやならば

それはそのままあなたのものだ

その時 私はあなたに私の席をゆづる

あなたの中の私

私の中のあなた

『手考足思』 より

*************************

この世は自分を探しにきたところ

この世は自分を見にきたところ

どんな自分がみつかるか自分

どこかに自分がいるのだ出ていく

新しい自分が見たいのだ

仕事する

仕事がみつけた自分

自分をさがしている仕事

私は木の中にいる 石の中にいる

鉄や真鍮の中にもいる

人の中にもいる

一度も見た事がない私が沢山いる

始終こんな私は出してくれとせがむ

私はそれを掘り出し度い

出してやり度い

『いのちの窓』より