再び科学博物館での上映会。
今日の映像は・・・
1匹のヒョウの成長記録。未熟な主人公のオスのヒョウが 数々の失敗を重ねながら
戦術を磨き、やがて森の支配者としての風格を備えていく・・・。
しかし・・・ヒョウってば 自分の子供を食べてしまう事もあるそうだ。
だから 母ヒョウは敵からだけでなく同属種からも子供を守らなければならないし・・・
その子が死んでしまった時には 自分でも食べちゃう・・・。
ライオンに食べられながらも すぐに死ねない水牛は 30分近く 痛いよ〜って叫びながらもがいているし。
(いや・・・どうせ食うなら、ちゃんと残さず食えよっ!と叫んでいるのかもしれないけれど)
はう〜っ 生きるって・・・。
もう1本は ナミブ砂漠のドラゴンなんていうから どんな生き物かと思ったら カメレオンだった。
しかし・・私、今までカメレオンを かなりナメて観ておりました。
映像が映像だけに・・・装甲車にすら見える。
そして 食う、食う、食う・・・とにかく食べる。
そのうえ・・・ええっ!?ヘビとも戦うの!?
タマゴから生まれたばかりでも しっかりドラゴン顔していて とにかく食う、食う、食う・・・
なんだけど 大きいカメレオンが現れ、チビカメレオンは あえなく昇天。
ああっ・・・とショックを受けるのは 観ているこちらだけで、自然界では何事もなかったかのように
今日も 砂漠は生きている。
そして最後は マゼランペンギン。
JRのスイカのペンギンのような感じのペンギン。
か〜わいいっ♪・・・なんて 思ってみていたのは 始めだけで・・・
子育ての季節になると 先にオスが海から よちよち歩いてきて 巣を探し始める。
この巣がいいな〜と思っても 先を越されていることもしばしば。
でも 諦めたくないなぁ・・・なんて ウロウロしていたら・・・
先に巣を陣取ったペンギンの態度は チンピラのごとし。
『なんか 文句あっか!? ああんっ?!
オラオラ ぐずぐず言ってねぇで どっか行っちまいなっ!
ウダウダしてっと ドつくぞっ オラオラっ!』

生きる為には まぁ それもまた大事な事なのでしょう。
主人公のパブロ君は なかなか巣をみつけられませんが ようやく落ち着く巣をみつけました。
そのうち、メス達が 海からやってきます。 さぁ、花嫁探しに オス達は走り回ります。
だけど 1度夫婦になったペンギン達は 相手を変えないので たくさんいるペンギンの中から
お互いの半年ぶりの姿を探しまわります。
・・・もしも。見つからなかったら・・・やっぱり 泣くのかなぁ?
オスは 相手を見つけると 巣に連れて行き
『先にはいりなよ』とでもいうように誘導します。メスは当然な顔して 巣に入り
『あらっ まだ掃除してないじゃないのっ! こんな汚いトコロで卵なんて産めないわっ』
とばかりに 中のホコリを蹴り上げ・・・ でもまぁ なんとかうまく夫婦になりました。
しかし・・・先ほどの パブロ君は なかなか相手が見つかりません。
まわりは すでにカップルばかりで・・・今年はもう諦めなければならないようです。
することのないパブロ君は 他のカップルのまわりを ウロウロ・・・ウロウロ・・・
あまりウロウロしすぎて またドつかれたり 叩かれたりしています。
パブロ、寂しい気持ちは 痛いほどわかるよ!でも・・・でも・・・今年はガマンしよう。
来年、永遠の伴侶を見つければいいじゃないか。
でもパブロ君は 言います。
『君は人間だから そんなことが言えるんだ。僕らには今 その時しかないんだ。
あと数分後には カモメに襲われて死んでるかもしれない。
海で泳いでたら シャチに襲われるかもしれない。
弱みを見せた時が 最後の時。
明日の太陽の光よりも 今を生きる事、今 恋することが全てなんだ! 』
・・・確かに。
シャケなんて 恋して卵を産んだら人生(魚生?)の終わりだもんね。
だから 相手がみつからなかったら 産卵の瞬間に 他のカップルの間に飛び込んで
自分も精子をかけちゃう。
それは うわ〜ずるい、とは言えないね。
みんな必死で、でも それが当たり前のこととして生きている。
パブロ君は 毎日ウロウロ・・・ウロウロ・・・
しかし 他のペンギンにとっては ただの『うっとうしいヤツ!』です。
ある日 とうとう1匹のオスが ぶちきれました。
『おめぇ、いい加減にしやがれっ 毎日、毎日 目障りなんだよっ
今日こそはもうかんべんならねぇっ!待て、このやろうっ 待ちやがれっ!』
ペンギンの集落の中を 2匹が転がるように走り回ります。
オスペンギンのくちばしが…目にも止まらぬ速さの平手打ちが、容赦なく
パブロ君に浴びせられます。

ペンギン集落がある山の上から 海岸まで逃げてきましたが それでも攻撃は止みません。
や〜め〜て〜よぉぉぉぉ・・・
だんだんと パブロ君の反撃力がなくなってきました。
それでも 平手打ちは 続きます。
少しでもパブロ君が 動けると見ると くちばしの攻撃が繰り返されます。
そして。
パブロ君は 動かなくなりました。
静かになった海岸に転がるパブロ君の死骸。
それもやがて カモメが降りてきて あっという間に骨と化すのでしょう。
パブロ君…
恋したくて 恋したくて できずに 戦いで命を落とした雄。
生まれて1年目の出来事でした。