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, 2009/05/24 (日) 18:54:48更新
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スクリャービンの中期の小品集(3つの小品作品52)より、第1曲です。 この頃になるとかなり変化和音の使われ方が激しくなり、調性もやや曖昧になってきていますが、作品の色彩感では、おそらくスクリャービンの全時期のなかで最も多彩なものといえるでしょう。 さて、この作品ですが、スクリャービンの中期らしい、ものうい気だるい気分満載です。 楽譜上では目まぐるしく拍子が交替しますが、音にするとそれほどでもないか。 リズムの多彩さというよりは間合いを計るような感じに思われます。 最後は明らかなハ長調の和音に解決。
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