音楽の小径
2009/05/10 (日) 作成
スクリャービン作曲詩曲作品32の1
スクリャービン作曲詩曲作品32の1
02:50,  1.7MB ,  2009/05/10 (日) 13:04:09更新
スクリャービンの作風を3分割すると、その中期のさらに前半にあたる作品です。
中期の作品は前期に引き続き非常にロマンティックですが、変化和音の使用が非常に増え、ショパン、リストの時代の雰囲気からは離れ、スクリャービン独自の色合いが強くなります。
この時期の作品集はスクリャービンの作品のなかで、メロディーの充実度や、曲の耽美度においては、出色のものと思います。
そのなかでもとりわけ美しい旋律を持つのが、この詩曲です。