音楽の小径
2008/04/26 (土) 作成
スクリャービン作曲前奏曲ト短調Op.27-1
スクリャービン作曲前奏曲ト短調Op.27-1
01:11,  1.1MB ,  2008/04/26 (土) 21:23:51更新
ロシアの作曲家スクリャービンの初期の作品から。
スクリャービンは作風の変化が激しく、初期は後期ロマン派の(ショパンに毛がはえたような?!)響きの作品が多く、中期はかなり近代的な響き、後期に至っては独特な(わけがわからないと捉えられることの方が多いか)作品を遺しました。初期の終わりの方から最期の作品までは、好悪は分かれるところと思いますが、完成度はなかなかのものです。本当に初期の作品は、私には消化不良的な、どこか習作の域を出ていないような観もあります。この作曲家、天才肌ではなくて、努力家なのかと勝手に思ってみたりします。ピアノ演奏家としては、逸話などから推し量るに天才だったようですが。