音楽の小径
2011/04/18 (月) 作成
スクリャービン作曲ポロネーズ変ロ短調作品21
スクリャービン作曲ポロネーズ変ロ短調作品21
06:55,  2.9MB ,  2011/04/18 (月) 07:26:04更新
ロシア国家がポーランドにしてきたことを思うと、ロシア人がポロネーズというのもなんとも微妙ですが、ロシア人がロシア国家というわけではないので・・・スクリャービンがどういう政治的立場だったかにもよりけりですが。
それはさておくとして、ポロネーズというとショパンを想起してしまい、それと比較して非常にスラブ色が濃いように思われます。ポロネーズのリズムを借用していることはよくわかりますが、何かそれに縛られてしまい、スクリャービンらしさを発揮しきれていないような雰囲気です。曲の展開に自由度があまりなく、非常に定型的なつくりとなってしまっています。
テクニック的には非常に難しく、それなりに派手な演奏効果が望めます。メロディも非凡なものが見られます。しかし何かぱっとしないという印象があります。
スクリャービン唯一のポロネーズ。