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, 2008/03/02 (日) 19:53:18更新
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超絶技巧練習曲集より第4番ニ短調、マゼッパです。ウクライナの民族派英雄(になれなかった)イヴァーン・マゼーパを題材とした(と思われる)ヴィクトール・ユゴーの叙事詩「マゼッパ」に感銘してリストが作曲したといわれているそうです。 この練習曲は、まさに超絶技巧という感じの派手な伴奏がてんこ盛りで、弾きこなすには、相当の技量と体力が要りそうです。というもののパワー全開で押し通すだけだと、中間部の流れが緩やかになるところ(ここの伴奏もコンプリートすることは至難)で破綻するでしょう。 演奏は大変ですが、作品自体はわかりやすいテーマにもとづく変奏曲で、趣味よく演奏されれば、比較的とっつきやすい作品ともいえるでしょう。悪趣味に演奏されると、頭が痛くなりそうですが。
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