音楽の小径
2008/10/09 (木) 作成
ショパン作曲夜想曲ハ短調Op.48の1
ショパン作曲夜想曲ハ短調Op.48の1
05:27,  3.3MB ,  2008/10/09 (木) 22:06:52更新
ショパンの夜想曲中、また、現存するであろう夜想曲の中でも、最上級の作品で、この雄大さと詩情の絶妙なバランスは天才的といわざるを得ないでしょう。三部形式でつくられていますが、再現部で、倍のテンポで主題を回帰させるあたりも見事ですが、その動きが急になった部分がまた、弱音で、かつ、熱情的な表現を求めているあたり、そして、その作曲の技の切れ味と作品の抒情性のバランスが全く相反することないところなど、奇跡的といっても過言ではないでしょう。