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, 2010/10/03 (日) 20:11:25更新
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葬送行進曲の後は謎めいたフィナーレ。「墓場の風」にたとえる人も多いようで、たしかに、延々と、伴奏もなく、調性も曖昧に、主題もあるのかないのか、最後の和音の強打以外は全くひそやかに・・・ショパン本人は、「行進曲の後の両手の無駄口」と語ったといいますが。 通常の盛り上がるフィナーレとはまったく異なり、この曲自身は謎めいているものの、4曲セットのソナタを締めくくるにあたりこの上なく強烈な印象を与えてくる作品です。 このソナタ、尋常な作品ではありません。
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