インドネシアのガムラン音楽の影響があるとかないとか。
それをさしおいたとしても、確かに濃密な東南アジアの風景が
想起される作品です。

二曲目のこちらは、これはスペインです。
驚いたことに作曲当時作曲者はほとんどスペイン経験がなかったといいます！
もっとも、私はスペイン経験は皆無なので・・・
いまひとつスペイン情緒が薄ければそれは私のせいです。
街のざわめき、人々の息づかいといったものがあちらこちらに見え隠れするようです。

終曲です。写実的にして叙情的という、ふたつの要素がみごとに融和しています。